お知らせ

地域デザイン講演会「わたしたちは地方で幸せを見つける」のご案内

今、移住した「定住人口」でもなく、観光にきた「交流人口」でのない、そこに住んでいなくても地域と多用に関わる「関係人口」が注目されています。

月刊「ソトコト」の指出一正編集長を講師にお迎えし

地域デザイン講演会
「わたしたしは地方で幸せを見つける
〜関係人口のつくり方〜」
を開催します。

◎自分の好きなこと・挑戦したいことや自身のスキル・知見を地域づくりに結びつけたい人

◎移住•定住までは考えていないが、地域のために何かしたい・応援したいと考える人

◎新たな地域を「ふるさと」としてつながりを持ちたい人

鶴岡市以外にお住まいの方でも大歓迎。

 

日 時 : 令和元年 10月 26日 (土)

      17:00 〜18:30

会 場 : 温海温泉林業センター (鶴岡市湯温海湯之里88)

      大会議室

参加料 : 無料

参加を希望される方は、電話・FAX・メールにより10月15日(火)までお申込み下さい。

また、講演会終了後には、講師の指出氏を囲んで交流会を下記のとおり開催いたします。是非ご参加ください。

◎交流会
時 間:19:00〜
会 場:東屋旅館(あつみ温泉)

会 費:3,000円

お申込み・お問い合わせ:鶴岡市温海庁舎 総務企画課 

            電話 0235−43−4611

 

印刷用PDFはこちらから⇒⇒講演会参加申込書

No.31 東京の会社を辞めずに地方でも継続できるリモートワークという新しい働き方

皆さんは「リモートワーク」という働き方をご存じでしょうか。「リモートワーク」とは、会社に出社せず自宅やコワーキングスペースなど自由な場所で仕事をする働き方のことを意味します。今回お話しを伺う佐藤由久さんは、東京の会社に所属しながら鶴岡へ移住し、リモートワーカーとして生活されています。一般的に仕事は移住の壁となることが多いのですが、その壁を「リモートワーク」の形で解決した由久さんのお話を伺いました。

(写真1:インタビュー時)

【紹介】佐藤由久さん

鶴岡出身の34歳。高校卒業後、岩手県にある大学へ進学。大学院を経て東京にある日本アイ・ビー・エム株式会社へ就職。約6年間システム開発の仕事に携わり、その後場所にとらわれずに働けるクラウド技術を扱う株式会社アピリオへ転職。現在は、お客様からの相談を受けて設計、開発・テスト、そして導入後の運用などのシステム開発全般の業務をこなす、ITコンサルタントとして活躍中。

(写真2:アピリオ東京オフィスからの眺め)

由久さん:私の勤務する株式会社アピリオは、クラウドシステムを取扱い、自社システムのほとんどがクラウド上にある、まさに「クラウドの会社」です。日本アイビーエム(株)から転職した時は、自分のスキルを向上させたいという気持ちが強くありましたし、クラウド技術があればこれまでの経験を活かした仕事が場所を問わず行えると考えていました。そして今だからこそ言えることなのかもしれませんが「自身のスキルアップ」と「移住後の仕事像」の二つが近づいていったことが転職に向けた下地づくりになっていったのだと感じています。

マイプロ部参加し帰省を決意

就職の選択肢からリモートワークを選んだ理由

2017年10月に鶴岡へ移住した由久さんですが、この1年前に出会った鶴岡市の移住交流プログラム(通称マイプロ部)が移住を決意させた直接のきっかけだったといいます。いつか移住したいと考えていた所に偶然マイプロ部の記事をインターネットで目にされたそうです。

(写真3 マイプロ部の様子)

由久さん:当時のマイプロ部は鶴岡だけでなく酒田も見ることができる内容で、庄内を広く見た時、新しいことやろうとしている人達も多くいることを感じました。さらに、地元には自らのスキルを活かせそうなIT企業があることも分かりました。マイプロ部で出会った人達とのつながり、改めて気づいた鶴岡の魅力に触れ「こんな地元なら帰りたい」と思えました。

当初は地元の企業への就職を考えていたそうですが、そこからリモートワークに切り替えた理由は何だったのでしょうか。

(写真4:山形市内のコワーキングスペースでの勉強会で発表する様子)

由久さん:就職を検討していた地元の企業からは、『場所が変わってもエンジニアの価値が変わるわけじゃないのだから、できるだけ今の給料を維持できるようにしたい。』と言ってもらえました。しかし自分培ってきた経験・スキルを認めてくれたことは嬉しかったのですが、実際の給料がどの程度になるのか、どういった仕事を任されるのかという点に不安もありました。そして、色々と働き方を調べていく過程において、クラウドを取り扱う会社だからこそできることがあるのに気付きました。

 社内で初めてのリモートワーカー

お互いに納得するまで作りあげた過程

 

(写真5:自宅作業スペース)

由久さん:実は私が転職して会社に入ったタイミングで、リモートワークをやってみようという話しが会社の中で出ていたんです。いろいろなツールを使ってみようとか、実際家でやってみようとか、私も検討チームの一員として3ヶ月くらいかけてやっていたのですが、その時はフェードアウトする形で話がなくなりました。ところが、私が移住を決めた時期に、facebookでマイプロ部に参加している記事を見ていた上司に「なんか会社辞めそうだよね」と言われ、私も正直に会社を辞めて帰ろうと思っていることを話すと、リモートワークの話を提案していただき、会社に掛け合ってくれました。

2017年の1月にリモートワークの話が出て、会社からの承認を得たのが2月末。会社側から由久さんへの信頼もありスムーズに話が進みます。実際に鶴岡に数週間滞在し、生じる課題を探るためにリモートワークを行い、東京にいるメンバーとも何度も話合いを重ね、見事会社から最終的なリモートワーク実施の決断が下されました。

 出勤していた頃とリモートワークの大きな違い

 由久さん:東京のオフィスとのやり取りは基本チャットで、毎日30分程度はチームメンバーとの作業状況の共有のためにテレビ会議を行っています。そのため離れていてもほぼ毎日顔をあわせます。時間の管理は、裁量労働で早く仕事をきりあげても長くなってもチームに影響なければOKというルールになっています。

では、リモートワークを始めてから感じられたメリット・デメリットについてはどのようなものがありましたか。

(写真6:鶴岡公園で家族と)

由久さん:メリットとしては、通勤時間が明確に減ったのでその分仕事以外のことに時間を使えるようになりました。一番変化したのは家族との時間ですね。子どもがまだ小さいのですが、一緒にいる時間が増えたのはとても嬉しいです。他には金銭面で使えるお金が増えたこと。家賃は東京に住んでいた時と比べてぐっと減りましたし、家で仕事をする分、外でお酒を飲む機会が減ってしまいました(笑)。

デメリットは、会社の情報や雰囲気を感じづらくなっていること。会社にいれば、周囲の会話が聞こえてきて、そこからわかることがありますが、それがほぼなくなりました。他に、家で仕事をする難しさが最初はありました。家族の理解がないと、かなりやりづらいのです。例えば、基本的に実家の2階で仕事をしているのですが、最初の頃は祖母が家にいるからと、手伝いをお願いされ、「おーい」って階段下から呼ばれるんです(笑)。それに応えると、その度に手伝わないといけない。結果、集中する時間も短くなってしまい、仕事が進まずとても辛かったです。今はこういう点も理解してくれているので助かっています。

リモートワークでも可能なコンサルタントの仕事

社内でのやり取りとは違い、コンサルタントのお仕事は実際にお客様と顔を合わせていないと成立しないと思うのですが、どのように対応されているのでしょうか。

(写真7:テレビ会議システムを使って各拠点をつないだ様子)

由久さん:今のところ、全くお会いしたことないお客様を担当することは少ないです。1年ちょっとは東京オフィスで仕事をしているので、当時お会いしたお客様と仕事をすることが多い状況です。新規のお客様であっても、直接お会いする機会を作って1度は顔合わせします。日々の業務では、お客様との打ち合わせをする際はテレビ会議システムを使ってリモートから参加しています。お客様の声を聞くこともできるし、私からも発言できる。お客様もリモートに参加者がいることをご理解いただき、まさに一緒に仕事をして下さっています。そもそもお客様の立場に立つと、顔も見えにくい、どこにいるのか分からない人と仕事するのって恐いと思うのですが、プロジェクトに参加する際は、リモートメンバーをプロジェクトに入れることを会社側からお客様に伝えてくれているようです。

リモートワークの仲間が増えることで見えてくる未来

現在社内で、東京や近郊の自宅で「半分リモート」のような働き方制度も出てきたそうですが、地方で「フルリモート」で働いているのは未だに由久さんだけという状況の中どのように感じていらっしゃいますか?

 


(写真8:社内表彰を受けた際の写真)

由久さん:現状では、弊社のお客様は東京を拠点とされるお客様が多いのですが、弊社が扱う製品はクラウドシステムが中心であり、どこにいるお客様に対してもご支援可能です。お客様の立場では近くにサポートしてくれる人がいた方が安心だろうというお話をしましたが、例えば仙台や山形県内に新規のお客様が出来るってなったら、私は日帰りで行ける距離ですし、東京のメンバーよりも柔軟に対応できます。地域で何人かいる状況が作れれば、よりよい環境をお客様に提供できるのではないかと思います。

これ以外でも、仲間を増やすことはリモートワーク事例を作ることになり、制度の改善するきっかけになります。弊社においてフルリモートが可能なのは、現在エンジニア職のみですが、リモートワークはオフィスを持たないだけと捉えると、将来的には営業や 総務、秘書のお仕事もリモート出来ると思います。

 お互いを信用しているからこそ出来る働き方

これからリモートワークしたい人やこの制度を取り入れたい会社があるとしたら、どのような事が大事になってくるのでしょうか。

(写真9:インド出張時の開発メンバーとの写真)

由久さん:結局リモートワークはお互いにコミュニケーションがとりやすい状態じゃないと成立しない働き方だと思います。私の場合は、インターネットを通してコミュニケーションを取るためのツールを使用していますし、こういったツールを使われるケースが多いように思います。逆に、ツールを使いこなせない会社ではリモートワークは難しいと思います。私の場合も、全員がツールを使いこなせない状況もありましたが、自分で使い方ガイドを作成したことで、それを見てツールを使い、コミュニケーションを取ろうとしてくれる仲間がいたから乗り越えられましたし、安心して仕事ができています。

コンピュータを使って誰かが幸せになれるものをつくりたい

最後に今後鶴岡でやっていきたいことを教えてください。

(写真10:実家の外で涼みながら仕事をしている様子)

由久さん:コンピュータは道具であって、この道具を使って誰かが幸せを感じたり、ちょっと良いなって思えるものがあったらと思っています。会社の仕事に関わらず、鶴岡の人達にちょっと良いなと思ってもらえるものを作りたい。例えば、関係人口を増やすことにつながるものを考えていて、実現に向けて日々勉強しています。

会社では初のリモートワークに挑戦し、さらに、個人では誰かの幸せに寄り添うものを創造していきたいという由久さん。由久さんのようなエンジニアがより楽しく、より便利で新しい世界を拓いてくれるのでしょう。

(平成31年1月9日 インタビュー)

 

【鶴岡ガストロノミーチャレンジ】料理人短期研修型インターンシップ生募集!

なぜ鶴岡か?鶴岡がなぜ今、注目されるのか?

料理人短期研修型インターンシップ参加者募集

鶴岡市は、四季折々の豊かな食と海・里・山の自然が育む多様な食材に恵まれた日本で唯一ユネスコが認めた「食文化創造都市」です。

本市では、料理人が知識や技術を高める年間を通したカリキュラムの実施や自己研鑽を行う際への支援、また、海外のユネスコ食文化創造都市へ料理人を派遣し、海外シェフとの交流を図りながら自己の研鑽を深める海外派遣事業を行っております。

詳しくはこちら⇒⇒料理人先進都市プロジェクト

国内屈指の食文化の多様性、それを料理する人材の育成を進める本市で働く魅力を一緒に感じてみませんか?

 

印刷用PDFはこちら ⇒ 料理人短期研修型インターンシップ

【日程】令和元年11月25日(月)〜29日(金)

【参加対象】・料理専門学校の学生・旅館、ホテル、飲食店等の料理人として働くことに興味関心がある方(実務経験の有無は問いません)

 

こんな人にオススメ! 

◎料理人を目指している方

◎農家や漁師など人とつながりがある料理人を目指す方

◎食材の生産現場を学び、知識を持った料理人を目指す方

◎実際に料理人として働くことはどういことか感じてみたい方

【募集人数】20名

【参加料】7,000円(昼・夕食含む)※交通費・宿泊料は各自で負担下さい。

※山形県外からの参加者については交通費・宿泊料について助成いたします。

 

◎交通費・宿泊費を助成します◎

 

①対象者:山形県外からの参加者

 

②助成対象経費:航空機・鉄道・高速バス・宿泊料

 

③助成額・助成率:上限5万円、助成率2分の1

【申込期間 令和元年9月2日(月)〜10月31日(木)】

【申込方法】鶴岡食文化創造都市推進協議会のHP の申込書により、参加のお申し込みをお願いします。なお、インターンシップ先は、本チラシに記載の受入施設からご希望をお選びいただきますが、多数の場合はご希望のインターンシップ先にならない場合があります。

【集合日時・場所】①集合日時:令和元年11月25日(月)13:00②集合場所「鶴岡食文化市場FOODEVER(鶴岡市末広町3−1 マリカ東館1階)

詳しくはこちらをご覧下さい。⇒ 鶴岡食文化創造都市推進協議会

SEADS(鶴岡市立農業経営者育成学校)個別相談会のお知らせ

鶴岡市立農業経営者育成学校「SEADS(シーズ)」第一期生の募集を開始しました。

鶴岡市では有機農業を中心に稼げる農業の実現に市を挙げて挑戦します。

個別相談会を10月6日(日)11:00〜16:00

ふるさと回帰支援センター やまがたハッピーライフ情報センター

(東京有楽町駅近く 東京交通会館8階)にて開催いたします。

鶴岡市移住相談会も同時開催しております。本市への移住に関するご相談のある方も是非おこしください。

ご相談にはWEBからの事前登録をお願いしております。

詳細はこちらから ⇒ SEADSのホームページ

事前登録はこちらから ⇒ SEADS説明会事前登録

鶴岡市で就農をお考えの方へ

鶴岡市では有機農業を中心に稼げる農業の実現に市を挙げて挑戦します。

鶴岡市立農業経営者育成学校「SEADS(シーズ)」第一期生の募集を開始しました。
個別相談会を以下の日程で開催いたします。鶴岡市で就農をお考えの方は是非、お気軽にご相談ください。

 

SEADS就農イベント SEADS個別相談会 開催日程

 

8月24日(土)11:00~16:00  SEADS個別相談会

        ふるさと回帰支援センター

 9月7日(土)13:00~17:00  マイナビ就農フェスタ

       新宿ミライナタワー

       事前予約は ⇒ ⇒ コチラから

 9月8日(日)10:00~16:30  新・農業人フェア

       池袋サンシャインシティ

 10月5日(土)13:00~17:00  マイナビ就農フェスタ

       新宿ミライナタワー

10月6日(日) SEADS個別相談会   東京都(未定)

 10月12日(土)11:00~16:00 あぐりナビ農業就職フェア        ベルサール飯田橋ファースト

印刷用PDFは ⇒ ⇒ こちら

鶴岡で料理人として働くきっかけづくりに参加してみませんか

料理人短期研修型インターンシップ参加者募集予告

 

鶴岡市は、四季折々の豊かな食と海・里・山の自然が育む多様な食材に恵まれた日本で唯一ユネスコが認めた「食文化創造都市」です。

本市では、料理人が知識や技術を高める年間を通したカリキュラムの実施や自己研鑽を行う際への支援、また、海外のユネスコ食文化創造都市へ料理人を派遣し、海外シェフとの交流を図りながら自己の研鑽を深める海外派遣事業を行っております。詳しくはこちら⇒⇒料理人先進都市プロジェクト

国内屈指の食文化の多様性、それを料理する人材の育成を進める本市で働く魅力を一緒に感じてみませんか?

印刷用PDFはこちら ⇒ 料理人短期研修型インターンシップ

【募集期間 令和元年9月上旬から10月下旬】

※今後詳細をチラシ、鶴岡食文化創造都市推進協議会のHPでご案内いたします。

ショウナイズカンLIVE in 庄内が開催されます!

山形庄内への就転職&移住支援フェア

ショウナイズカンLIVE in 庄内 が開催されます!

 

詳細とお申込はこちらから ⇒ ⇒ ショウナイズカン

 

当日は、鶴岡市移住コーディネーターも会場におります!

お仕事以外の移住に関するご相談もお気軽にお越しください。

地域おこし協力隊募集!!(宝谷地区1名、福栄地区1名)

「地域おこし協力隊」隊員募集!!(宝谷地区1名、福栄地区1名)

鶴岡市では、新たな視点で地域を見つめ、地域の方々とともに地域づくり活動に汗を流していただける意欲と情熱をもった方を「地域おこし協力隊」として募集しす!!

詳しくはこちらから ⇒⇒ 鶴岡市ホームページ

募集要項等はこちらから⇒⇒「地域おこし協力隊」隊員募集について

事前に活動地域である①宝谷(ほうや)地区と②福栄(ふくえい)地区のことを知り、地域おこし協力隊としての仕事を体感する機会として「おためし転職(※就職体験)」を実施いたします。

詳しくはこちらから

↓ ↓ ↓

①宝谷地区

②福栄地区

No.30 東京生まれ・東京育ち→鶴岡へ 通ったからこそ繋がりができたIターンへのみちのり

もしあなたが「住んだことのない土地で暮らしたい」と思った時、どんなアプローチでその土地と関わっていきますか?今回は、東京下町生まれ・下町育ちの風間重美さんが、縁もゆかりもなかった鶴岡に移住するまでのエピソードやアドバイスを伺いました。

風間さんは現在42歳。フリーランスのデザイナー・イラストレーターとして活動。また、現在も『洋服ポスト さんごほぜん+清澄白河プチマルシェ』という、沖縄の珊瑚礁を保全する活動を月に1回東京で開催しています。

初めての訪問で鶴岡の虜に。旧友が繋いだご縁のスタート

風間さんの最初の鶴岡との接点は、2014年の夏に行われた羽黒山の宿坊大聖坊の山伏修業体験でした。元々神仏のことに興味があり、日本の古事記のイラストを描いたこともあったそうです。偶然Facebookで友人が体験修行をしている記事を見て気になっていたところ、友達との集まりで大聖坊の山伏体験修行に参加した女性と出会います。そこからとんとん拍子に話がすすみ、翌年の修行体験に行く事を約束しました。

(写真提供:風間さん 大聖坊の体験修業)

風間さん:Facebookを見て気になってから体験までの期間は1年位ですね。それまで東北に来たのは、中学・高校のスキー教室で蔵王に来ていたくらいです。それで2014年に大聖坊で修業体験をして、修行もすごく楽しかったのですけど、月山と鳥海山に挟まれた庄内平野の景色に感動しました。それに、これもご縁だと思うのですが、昔からの知りあいで料理研究家のマツーラユタカさんと偶然修行で一緒になり。なんでこんな所で!って(笑)。

(写真提供:風間さん 羽黒山松例祭)

そんな偶然の再会を果たしたマツーラさんが鶴岡出身ということもあり、修行後に鶴岡を案内してくれました。「『修行に来て帰る』じゃなくて、たまたま鶴岡を見てまわれて。海もあって、山もあって、景色もすごいし、ご飯も美味しい。最初に来た時に大好きになってしまったのです。そうしたら、東京に帰るバスの中で涙が止まらなくなって。ご縁がある土地なのかなって思いました。」そう嬉しそうに語る風間さん。東京に帰ってきてからもその思いは変わらず、その年の羽黒山松例祭にも母親と訪れました。体験修行に来た夏とは景色もガラっと変わり、厳しい寒さだったにも関わらず、冬もとても綺麗だなと感じたそうです。

(写真提供:風間さん 五十嵐さん(右)らと)

東京では、マツーラさんたちがでお料理を振る舞うことになった「おらいの柿食う会」というイベントに参加し、主催者で鶴岡市朝日地域に住む五十嵐大輔さんと知り合います。

風間さん:「洋服ポスト さんごほぜん+清澄白河プチマルシェ」のマルシェに五十嵐さんの野菜を卸してもらうようになりました。それがきっかけで、柿もぎや茄子を植えたりするなどの手伝いで鶴岡にも行くようになりました。宿泊もさせて頂いた時に五十嵐さんが人を呼んで紹介してくれたことで段々知りあいが増えていきました。

(写真提供:風間さん マルシェの野菜)

最後の方は2か月に1回のペースで鶴岡に通っていたという風間さん。それでも毎回東京に帰る時に寂しくなってしまい、だんだん鶴岡に住みたいという気持ちに変化していきました。

友達ができて住むイメージが湧いてきた

以前、仕事で10年ほど新潟に通っていた風間さん。その頃から『東京以外に住む選択もあるのかもしれない』と思っていたそうです。しかし、新潟に移住することはありませんでした。鶴岡との違いは何だったのでしょうか。

(写真提供:風間さん 山形食べる通信)

風間さん:これだけ友達ができたらやっていける、寂しい思いをしないでやっていけるかなと思いました。新潟に10年間通っていた時は、仕事の知り合いしかできなくて。お友達が出来なかったから、住むイメージが湧きませんでした。鶴岡で友達ができた理由は、大輔さんが人を繋いでくれたり、マツーラさんが『農的暮らし研究所』など色々な活動をされている小松夫妻や『山形食べる通信』の編集長・松本典子さんを紹介してくれたりしたことが大きかったです。そういうことがあって、東京にいる時から山形食べる通信のデザインにも関わるようになりました。

何度も足を運んだことで、お友達だけでなく仕事にも繋がった風間さん。移住後の自分の居場所をイメージできることが、移住をより現実的にしてくれるのかもしれません。

長期滞在したことで移住を決意

定期的に鶴岡に通っていた風間さん。体験修行の年から2年目の2016年秋、羽黒山正善院の「黄金堂」と「於竹大日堂」の御開帳のお手伝いで2週間滞在することに。この体験が移住しようと決意したきっかけになりました。

(写真提供:風間さん 羽黒山正善院ご開帳)

風間さん:長期滞在してみて、やっぱりここに居たいと思ってしまいました。年齢も年齢なので、今動かないともう動けないだろうなと思ったんです。迷いは最終的にはなかったです。ただ、東京で母が一人暮らしなので。それだけが未だに心配で、寂しい思いをさせているかなと申し訳ない気持ちもありますが、母が元気なうちでないと移住できなくなるなと。また、鶴岡でお世話になっている所の人手が足りないので、移住したら手伝いやすくなるというのも理由の一つではありました。

東京の生活と全く違う鶴岡

生まれてからずっと過ごしてきた東京を離れて鶴岡に移住してきた風間さん。やはりギャップや不満を感じたことでしょう。と思いきや!

(写真提供:風間さん 月山9合目の山小屋)

風間さん:ギャップはあまりないですね。小さな不満は、海が好きで庄内の海の美しさにも惹かれて移住したのに、夏の間は月山9合目の山小屋での女将修業のため、山に上がってしまうので泳ぎに行けないことくらいです。あとはなんだか変な話ですけど、未だに鶴岡駅に行くと、ちょっと思議な気分になります。自分がテレポーテーションする場所のような。乗って降りると東京という別世界になっているので。移住したての頃は鶴岡・東京間を移動する度、1〜2日はどちらにいても気持ちがどっちつかずで、少し不安定になりましたが、今はやっと移動にも慣れ大丈夫になりました。そしてやっぱり、こちらの方が確実に居心地がいいようで、東京に帰ると結構ダメです。人が多すぎて。人にぶつかられて舌打ちされたり。こっちに居たらそういうことはないじゃないですか。

フリーランス 東京の仕事×鶴岡の仕事

フリーランスとして活動している風間さん。東京での仕事も継続しています。移住2年目にして鶴岡と東京の仕事の割合は半々位。それは、やはり何年か通ったからできたこと。全く知りあいも居ないところに引っ越したら、鶴岡で仕事は貰えなかっただろうと言います。しかし、仕事の自由度はあるといえ、東京を離れる際不安はなかったのでしょうか。

   

(写真提供:風間さん お試し住宅にて)

風間さん:私が移住してきた前年だけで、知り合いのデザイナーが3人地方に移住しています。地元に戻った人もいれば、東京での子育てに限界を感じて地方に行った人、どこかの島に移住した人もいて。東京の仕事も引き続きしている人も多くいます。クライアントさん側も移住ということに慣れ始めているようです。今はメールでのやり取りも多いので、『必要な時だけ打ち合わせに来てくれれば』というところがほとんどですし、長くお仕事をさせていただいているところですとメールと電話だけでいいという場合もあります。離れる側の方がおびえていましたね。やっぱり東京離れたら仕事来なくなるかなって思いましたが、「今結構地方に移住する人が多いから、遠方の人とも仕事していますよ」と言われて。なので必要以上におびえることはないのかと思います。移住に伴い就職活動をしなくてはならなかったなら年齢的に不安だったと思います。それがなかったことも移住するにあたり気持ちが楽でした。

移住直前、住むはずだった家に突然住めなくなった

ここまで、順調に鶴岡生活を過ごしている風間さん。移住に関して大変だったのは初期費用。東京‐鶴岡の長距離で輸送代と免許取得の合宿代。それに加えて、なんと引っ越し直前に住む予定だった家に住めなくなってしまったのです。そんな時、友人に紹介されたのが「移住者向けお試し住宅」でした。

風間さん:その時すでに荷物を送り出し、東京を出て免許合宿中だったので、他に住める所がないか必死に探して、鶴岡に移住したお友達に相談したところ移住者お試し住宅っていうのがありますよって教えてくれて。しかも申し込みが丁度今だから、風間さんそれどうですかって。ここであきらめたら二度とはチャンスはないだろうなって思ったので。皆にも言って出てきた後だったので、なんとかしようと。試験勉強どころではなくなり、学科試験は一度落ちましたが(笑)。免許とって、車買って、引っ越しして、結構な費用がかかりましたから、最初のお試し住宅がとてもありがたかったです。お試し期間を過ぎたらそのまま住める家と住めない家があるのですが、私の場合大丈夫だったので、継続して住んでいます。

厳しい寒さも、工夫して楽しむ!

風間さんの初めての鶴岡の冬はどのように過ごしたのでしょう。去年は例年より積雪と寒さが一段と厳しかった年。苦労したのかと思いきや、さすが風間さん。色んなアイディアで冬をも楽しんでいました。

(写真提供:風間さん 移住して最初の冬)

風間さん:寒かったんですが、どれだけ省エネできるか工夫するのが楽しくなってきて(笑)。1日中デスクワークなので、胸元から下に寝袋を着て作業していました(笑)。最初は暖房器具を買わないでやってみようと思ったのですが、さすがに石油ストーブ、ヒーターは買いました。寝袋は持っていて良かったです(笑)。庄内独特の冬のグレーの空も大丈夫でした。東京にいた時の方が秋冬落ち込むタイプで。なぜかというと、東京の秋冬って何もない。青空はあるんですが、ただ寒くなるだけなので。鶴岡は秋に実りがあるじゃないですか。きのこ採ったり。それで秋が楽しいものになって。冬は、雪がまだまだ珍しくて(笑)。すっごい降ってきた!ってウキウキして楽しい状態です(笑)。「移住者あるある」だと思います。

雪かきもいい運動だと前向きに思える風間さん。ただ、それは雪がひどい日は出かけなくても済む職業なのでマイペースにやれたというのが大きいと言います。

デザイン×地域 / 庄内らしい自然とかかわる仕事を

改めて、鶴岡の一番好きなところを聞いたところ、やはり自然が近くて自然の中で暮らせていけることだそう。それは鶴岡に来たことで初めて気づいたこと。都会の中で暮らすよりも自然の中の方が合っていたと感じます。今後は今の仕事だけでなく、庄内にいるからこそできる仕事もしていきたいと言います。

(   写真提供:風間さん 美大時代の同級生が遊びに来てくれた)

風間さん:デザイン業だけだと、ずっとパソコンの前にしかいない状況は、結局東京にいるのと同じになってしまうので。プラスしてこの土地らしい仕事もしたいです。夏は月山9合目にある山小屋での仕事がありますが、夏以外にもできる事を今模索中です。地元の事に関われる出羽三山精進料理プロジェクトメンバーにも入れていただいたので、こちらも頑張りたいです。年齢があがってくると、以前だったら勢いでできた事ができないというか、やっぱり周りの様子を見て躊躇してしまうところも出てきています。プロジェクトメンバーの一人で、やはり移住してきた若い方が、積極的に企画を提案したり頑張っているのを見ると、「私も頑張るぞー!」、とっても励みになります。移住者同士でもお互い地元の為に高めあっていければ何よりですね。

(写真提供:風間さん 月山9合目付近から鳥海山を眺める))

(平成30年5月24日 インタビュー 文:草島侑子)

「つるおか恋する林間学校」開催のお知らせ

“鶴岡”を出逢いの場所にしませんか

そこは、「住みたい田舎ベストランキング東北エリア」(宝島社)で毎年上位に顔を出すマチ。なんでも、海や森の自然の恵みが豊かで、食べ物がとっても美味しいんだとか。

ツアーでは鶴岡ならではの自然のアクティビティやBBQをご用意。のびのび過ごせるように。ノルタルジックな木造校舎を貸し切りました。

体験や食から見える人や暮らし。リラックスしたスローな雰囲気のなかで、出逢いを楽しむのはいかがでしょうか。

 

自然でしぜんに出逢える体験型恋活イベント

つるおか する林間学校

開催日程:2019年9月21日(土曜日)〜9月22日(日)

開催場所:鶴岡市小国地区&鼠ケ関地区

対象: 男性20〜45歳までの鶴岡市•三川町・庄内町の独身男性

女性:20〜45歳までの隣県・首都圏・山形県内、地元の方も大歓迎!

詳しくはこちら→ 鶴岡市のホームページ