鶴岡市では、地域体験を通じて鶴岡との関わりを深めていく体験プログラムを実施しています。
主に関東圏にお住まいの方からご応募いただき、鶴岡をはじめ地方との関わり方を見つけるべく参加してくださいました。
今回は、駅前通りから山王商店街・日本海に面した加茂地区をフィールドに<ちょうどいい鶴岡と自分の関わり方を見つける旅>が開催されましたので、その内容をレポート!
DAY1
◆FOODEVERに集合!
鶴岡駅の前で参加者の方々と集合しました。昨年度の体験プログラムに参加してくれた方、鶴岡市のお試し住宅に入居されている方など、様々な方がいます。
この2日間ともに過ごす参加者同士、アイスブレイクタイム!「山形とのつながりは?」「都内の同じエリアに住んだことがあるー!」など、共通点を発見してみなさんすっかり打ち解けていました。
鶴岡移住アンバサダーの市川至音さん(奥様の地元にUターン)と一緒に1日目スタートです♪
◆寄り道しながら中心地を歩いてみる
山王通り商店街を目指し、参加者の皆さんとお話ししながら散策スタート!お散歩日和、この時期にしては少し汗ばむくらいの陽気。
JA産直「もんとあ~る駅前店」に立ち寄りお買い物事情から、鶴岡の食の豊かさを知っていただく作戦です!「もって菊」や「からどりいも」、「庄内柿」など鶴岡らしいラインナップに参加者の方も目を輝かせていました。
そこから山王通りへ突入!
まずは山王日枝神社でお参りをして、この旅の安全と良い天気に恵まれるようにお祈りしました。
富樫ろうそく店へ
鶴岡の老舗のろうそく店で、かわいらしい絵付けろうそくが並びみなさん興味津々。お店の方から鶴岡絵ろうそくの歴史を聞いたり、ご家族にお土産を購入する方も。絵付け体験も行っているそうで、オリジナルのろうそく作りも楽しそうです。
◆人が集う、「おやつと居場所 古今」へ
ここで鶴岡在住ゲスト、菅原明香さん・佐藤英世さんが参加!
みんなでテーブルを囲んで、古今特製ランチをいただきました。
ツバメコーラ(移住者インタビュー№48新堀さん)や、シナの花ティーなど、鶴岡らしいドリンクを飲みながら参加者同士、おしゃべりに花を咲かせていました。
ナリワイプロジェクトに参加後、起業しました。今は、応援したい人、顔の見える人の仕事を手伝っています。「他人軸」ではなく「自分軸」で、物事を考えることを心がけています。
鶴岡に来て、いろいろな方と1ON1で話す機会を増やしています。その方々の価値観や挑戦したいことを聞き、組み合わせることで新しい何かが生まれるのでは・・・と思っています。人と人とをつなげていくことに興味があります。
◆地元のために奮闘する、B-CHANGE武田さん
進学を機に一度県外へ出ましたが、地元に戻ることは心に決めていたという武田さん。昨年末の「ディスカバつるおか」にもゲストスピーカーとして参加していただきました。
「痛みの根本的原因を、患者さんが理解すること」
痛みを良くするために治療や処方をされますが、「なぜそうなったのか」原因を治さなければ痛みを繰り返してしまいます。「足」「歩く」ことにフォーカスした整体を開業しました。
青年会議所にも参画し、「赤川花火大会」や「TSURUOKA CINEMA FESTIVAL」などの運営など活動をしています。
◆川から並みを眺めてみる
江戸時代、北前船などの就航で大きな役割を果たしていた水路。その一つである内川で、舟下りの体験をしていただきました。鶴岡市民でも乗舟する機会が少ないものです。
参加者の方は、交代で舟をこいだり、生き物の観察も。夕暮れ近くの川下り、映画のワンシーンのような景色でした。
DAY2
◆加茂まち歩き
江戸時代、北前船の就航で栄えた「加茂港」を有する地域です。日本遺産にも登録され、当時の名残を思わせる街並みや建造物が各所に残っています。
加茂のことを知り尽くした佐藤さんから、みっちり2時間にわたり案内をしていただきました。カモンマーレから出発です!
まち歩きの途中、移住者のオラフさんと遭遇。空き家をDIY中で、土間つづきに蔵がある立派なお宅でした。蔵には、金毘羅宮参りのお札がたくさん。航海安全の祈願をしたのでしょうね。空き家リフォーム、どんな空間になるのか完成が楽しみです!
海抜48mほどの「日和山」にプチハイキング。きれいに整備された山で、日ごろの運動不足にちょうどいい登山でした。山のふもとには旧加茂小学校があり、ここで育った子供たちの遊び場だったそうです。山を登りきると、日本海が目の前に広がります。この日は本当に良いお天気で、べた凪の水面が輝いてきれいでした。
◆波辺で芋煮会
鶴岡産の新米と芋煮でランチタイムをとりました。前日は、内陸風の牛肉×醤油味の芋煮でしたが、2日目は庄内風の豚肉×味噌の芋煮を準備しました。皆さん、どちらがお好みだったでしょう?とにかく、歩き回った後に食べる芋煮は格別です。
先ほど登場したオラフさんは料理人でもあり、お手製のベシャメルソースを包んだお食事クレープもいただきました。もちもちの生地に、とろけるチーズとソースが美味でした・・・!
◆磯かに釣り
昼食会場のすぐそばで、お手製釣り竿を使って磯かに釣りを体験!
大物を狙うも、なかなか釣り上げることができず、素手で挑む方も(笑)
岩場で人だかり・・・気になった観光客の方から話しかけられたり、一緒にカニ釣りをしたり、思いがけず人との交流ができた体験でした。そして、参加者の皆さんの集中っぷりで大漁でした!
◆振り返り
最後の振り返りは、参加者の方から紙に「これからの鶴岡との関わり方」を書いていただきました。
今回つながった鶴岡との縁を継続していけるように、鶴岡ミLINEや、ふるさと納税、冬のUIターンサポートプログラムなどご案内しました。
振り返りでは、うれしいコメントもたくさんいただき、これからも「ちょうどいい鶴岡との繋がり」を持ち続けていただけることを祈っています。
参加者の声
日常から解放されました。(鶴岡の)良いところを前面に押し出すツアーではなく、散歩して話しながら魅力を感じられたのが良かったです。
すぐに移住するのは難しいですが、このツアーを通して経験したことを発信したり、鶴岡の良い品物を購入したりすることで「ちょうどいい」かかわり方を作ることができそうです。
この先の人生に漠然とした不安を感じていましたが、2日間でいろいろな方と話したことで、気持ちが晴れやかになりました。早くこのまちの一員になりたいと思いました。
\冬編は、2025年1月11日(土)~12日(日)開催!/
移住する前に、鶴岡の冬を経験するいことをおすすめしています。厳しい冬があるからこそ、春の喜びはひとしおです。11月中に、「前略 つるおかに住みマス。」にてイベントページを公開する予定です。