イガラシ
こんにちは。鶴岡移住の情報発信をしているイガラシです。宮城県で生まれ育ち、2020年に鶴岡に移住しました。移住後に感じた「鶴岡の暮らしのふしぎ」や「感動した!」ことなど、ミニコラムで紹介していきます。今回は、秋の風物詩「芋煮」の具材に必須の「アノ食材」です。
移住後、初の大混乱
私が鶴岡に来てから今もなお、混乱し続けているのが第1回目テーマ「厚揚げ?油揚げ?問題」です。
あるとき、鶴岡出身の夫の実家に行くと、おおきいおばあちゃん(義祖母)がタケノコ煮をご馳走してくれました。何気なく「この厚揚げ味がしみていておいしいね~」なんて言ったら、「それは油揚げだろぉん」とすかさずツッコミが入る。
いやいや、この厚み、どこからどう見ても厚揚げですよね・・・
そうなんです。鶴岡では、全国的に厚揚げと呼ばれるものが「油揚げ」、油揚げと呼ばれるものが「薄揚げ」を指すんです。家庭によっては「皮揚げ」「油揚げの皮」とも呼ぶそうで。
鶴岡の食文化伝承のために、呼び方は下の写真の通り統一されています。(鶴岡おうち御膳 改定令和4年版より)
油揚げにしょう油をかけてねぎを散らして、おツマミに。孟宗と酒粕と油揚げを一緒に煮れば、おかわりが止まらないご飯のお供に。
お肉の代わりにもなるほど食べ応えもある油揚げは、鶴岡に来たらぜひ食べていただきたいです。
移住後、スーパーへ油揚げのお使いを頼まれたら「厚いほう?うすい方?」と確認をお忘れなく!