移住後、初めての冬は心配なことが多いかと思います。積雪の少ない地域から移住した移住プロモーターのイガラシ(以下移住P)が、鶴岡の冬を快適に過ごすポイントをご紹介します。
これを押さえれば、冬もへっちゃら!
冬の服装
除雪時、手が濡れるだけでも寒さを倍に感じるので、防水で裏起毛のしっかりとした手袋を用意しておきましょう。それだけでも冬のQOLが上がる気がします。近年、作業着などの専門店で、男女兼用のおしゃれでコスパの高い防寒グッズが揃えることができます。
個人的におすすめな冬の装備は、ウール製のくつ下とキルティングの巻きスカート(ひざ掛け代わりに)!これがあるだけで運転中も外でも寒さ知らずです。
雪国育ちの方は、「滑らない歩き方」を習得済みなのでスニーカーで歩いても平気ですが、移住者の方はそうはいきません。つるっと滑ってケガをしてしまわないように、滑りにくい靴選びをしましょう。
暮らしのちょっとした工夫
ほかの季節よりも、光熱費が上がってしまう・・・そんな中でも少しでも節約&あたたかく過ごせるように、暮らしの工夫をお伝えします。
賃貸住宅に住んでいて、エレベーターがないと重たい灯油を運ぶのも一苦労。玄関先まで灯油を運んでくれる業者さんもいますので、このようなサービスも活用してみてください。
こちらでご紹介しているような、「こたつホース」や窓に貼る緩衝材はホームセンターや、最近は100均でも寒さ対策コーナーが設けられていてそちらで揃えることができます。
鶴岡に移住してから、ホームセンターの偉大さを感じています。ちょっとした窓の断熱DIYや寒さ対策など身近なことから挑戦するのも良いかもしれませんね。
秋から準備を始めれば安心
秋の終わりころから、少しずつ車も冬の装備に変えていきましょう。雪が降ってからでは遅いので、11月中に準備を終えておくと安心です。タイヤ交換の予約は、12月が近づくと混み合うことが予想されますので早めに予約しましょう。
雪国車生活のQOLが上がる「エンジンスターター」や「シートヒーター」を導入する方もいらっしゃいます。エンジンへの負担を減らしたり、寒い車内に乗り込まなくて良くなるのが大きなメリットです。
出費を最低限にするためにも、冬タイヤはシーズンオフなどのお手頃価格になる時期を見極めて購入を検討するのがおすすめ。
冬の交通手段は賢く!
移住者の方から「ペーパードライバーで雪道運転が不安です」との声をよく聞きます。
そんな時には、バスでの移動がおすすめです。雪道は道路幅が狭くなったり、路面凍結などの不安がつきものですが、路線バス・循環バスのお得な1日乗車券などを活用してみてください。
また、移住者の方を対象とした「雪道運転講習会」を毎年秋に開催していますので、そちらへぜひご参加ください♪
寒さの中にも楽しみを
市内には4か所のスキー場があり、市街地から約30分程度で行ける好アクセスなことも移住者の方からも好評です。仕事終わりに滑りに行ったり、週末に遠出はできないけれど近場でお子さんを連れて雪遊びするのにもおすすめです。
また、寒鱈祭りや新酒まつりなど、おいしいイベントが盛りだくさんです。市内には日帰り入浴施設や国民保養温泉に指定されている「湯野浜温泉」「あつみ温泉」「由良温泉」「湯田川温泉」へも好アクセス!大変なことばかりじゃない、鶴岡の冬をぜひお楽しみください。
わたしは、日帰り温泉のお得な回数券を購入しています。車にお風呂道具をのせておいて、仕事帰りに温泉に行くことも多いです。
冬の心得「あせらず、いそがず」
日本海からの強い北風が吹く鶴岡。路面凍結やスリップ事故、水道管の破裂、駐車場で車のドアを開けようとしたら風にドアが持っていかれて隣の車にコツン・・・なんてことも。ドアを開ける際は、必ずドアをしっかり掴んでおきましょう。
そんなうっかりも、すこしの心構えがあるだけで、予防することができるはずです。 不慣れな雪国での暮らし・雪道運転、不安なことも多いかもしれませんが、「備えあれば、憂いなし」。少しでも参考になればうれしいです。