海、山、川。自然に恵まれたこの土地で、農業、林業、漁業などの仕事に携わりながら、新たなライフスタイルを楽しんだり、自然の中での子育てや家族との時間を過ごすことは、都会では味わうことのできない醍醐味となるでしょう。
「移住までのSTEP」では、どのような手順で進めればよいかのヒントをご案内します。
考える
V
集める
V
体験する
V
移住する
V
移住目的を明確にする
プロモーター
移住するにあたっては、妥協しなければならない部分も出てくることから、迷った時にブレない軸を明らかにすることが重要です。
移住目的は十人十色なので、自分なりの軸について、周囲にも話せるように言語化できるとよいと思います。
きっかけを大事にする
転職や企業など期待に胸を膨らませての移住だけでなく、親の介護や都会での生活に疲れてといった理由で移住せざるを得ないこともあると思います。移住について考え始めたのであれば、どういったことをするために移住するのか、また、移住後の生活ではどういったことを大切に生活したいのか、今一度考えておく必要があります。
家族と話し合う
よくあるケーズが、自分だけで移住を進めようとして、直前になってから家族にへ相談したところ、反対されるケースです。
ある程度情報収集してからで構いませんので、家族と一緒に話し合ったり、情報収集したりすることをお勧めします。
候補地の情報を集めてみよう
プロモーター
どこに移住するのか、移住先の土地について、良い面、悪い面を含めて、把握することが重要です。
また、移住自体は、ライフステージが変わる際に行われることが多いため、数年先を見据えて(例えば、子どもが小学校に入るタイミング)、情報収集する方も増えています。
なお、移住後に転職活動をされる方もいらっしゃいますが、年齢が高くなればなるほど、それまでと同じような仕事を見つけることは難しくなるため、移住のタイミングで仕事をスタートさせたい方については、移住前からの転職活動をお勧めします。
(1) インターネットなどで情報を集めてみましょう
【全 国】 一般社団法人 移住・交流推進機構
【全 国】 認定NPO法人 ふるさと回帰支援センター
【山形県】 やまがた暮らし情報館
【鶴岡市】 前略つるおかに住みマス。
(2) 移住相談会などに参加してみましょう
主なものは、以下のとおりです。
時期はその時その時で変わる可能性があるので、個別のHPで確認してみてください。
【全国】ふるさと回帰フェア(9月頃)
【全国】JOIN移住・交流&地域おこしフェア(1月頃)
【東北】東北移住&つながり大相談会(7月頃)
【山形県】くらすべ山形!移住・交流フェア(秋)
(3) 市町村等へ問い合わせる
移住専門の職員が配置されている市町村もあります。
(鶴岡市にも専門の移住コーディネーターが配置されています)
直接市町村へ問い合わせるのはちょっと・・・。という方は、
東京都にある
「ふるさと回帰支援センター(有楽町2-10-1.東京交通会館8F)」や
「移住・交流情報ガーデン(中央区日本橋2-3-4。東京駅八重洲中央口から徒歩4分)」
でも移住に関して相談できますので、お問い合わせください。
移住相談は、「分からないことを明らかにするプロセス」でもあります。
うまくしゃべれなくても大丈夫ですし、どんな些細な事でも構いませんので、不安に思っていることがあれば、お気軽に問い合わせていただければ幸いです。相談するにあたっては、箇条書きでも構わないので、聞きたいことをまとめておくと、より的確な回答を得られると思います。
(4) 現地へ行く
お試し住宅をを設置して低額で滞在できる市町村や体験ツアー等を実施している市町村もあります。(市町村のHPで確認してみてください)
ワーケーションや旅行ついでに、現地を見て回るとよいかもしれません。(特に、雪国未経験者は、冬時期に一度訪れることをお勧めします)
鶴岡市にも、お試し住宅がありますのでお問い合わせください。
移住後の生活をシミュレーションする
プロモーター
移住後の生活は、それまでの生活環境から大きく変化することも多いと思います。
「移住しなければよかった」ということにならないように、気になる部分については事前に確認しておくことが重要です。
特に、現役層は「仕事」の面から、「リタイア層」は「安心(交通、医療、買い物など)」の面からチェックしてみてください。
- 移住体験会への参加や、お試し移住施設を利用してみましょう
(1) 仕事
生活の糧をどのように準備するのかはとても重要です。
(裏を返せば、どの程度の生活水準を維持したいかということです)
地方での賃金水準は、お世辞にも都会に比べて高いとは言えないため、転職に伴うUIターンの場合は注意してください。
(2) 住宅
職場との距離、子どもの保育園や学校の場所、買い物や医療機関への移動、地域コミュニティなどを踏まえて決めていくことになります。
【鶴岡市】 宅建協会鶴岡支部の協力の下、希望に沿った物件を紹介することが出来ます(2週間程度いただきます)
(3) 交通手段
鶴岡市は、東北一面積の大きい市町村です(H17.10に6市町村が合併しています)
海・山をはじめとする自然環境へ容易にアクセスできる環境ではありますが、車がないと移動に不便をきたすことも事実です。
そのため、移住後の運転免許取得や車両購入を考えられる方や、ご家族の通院等がある場合、
公共交通機関の運行状況を把握しておくことが重要になってきます。
(4) 子育て環境・医療機関
保育園、小中学校、高等学校といった施設については、入園や編入手続の時期が決められていますので、早めに移住相談窓口や教育委員会へ相談することをお勧めします。
また、学童保育所の有無や、公園や子育て相談のできる施設などについても押さえておくと、便利です。
(5) 買い物場所
食料品、日用雑貨品、衣料品などを購入できる場所を押さえておくと便利です。
また、宅配や移動販売車を運行している事業者もありますので、上手に活用していただければと思います。
(6) コミュニティ
地区等によって、会費(町内・自治会費)や活動状況が異なりますので、住まいの目星が決まりましたら、会長さんから状況を聞くことも有効です。また、ごみの分別ルールについても、市町村で異なる部分が多いため、事前の確認が必要です。
実際に移住してみる
プロモーター
Uターン、Iターンに関わらず移住に係る補助金等の対象になる場合があります
移住関係の行政支援は、事前の移住相談が要件になる場合がほとんどのため、移住を考え始めたら、市町村の窓口へ相談する方がベターです。
市町村によっては、移住者同士の交流会を実施しているところもありますので、移住してから3年目くらいまでは、参加してみるとよいかもしれません。