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【つるおか移住コラム③】車ナシ移住を叶える方法

イガラシ
イガラシ

 こんにちは。鶴岡移住の情報発信をしているイガラシです。宮城県で生まれ育ち、2020年に鶴岡に移住しました。移住後に感じた「鶴岡の暮らしのふしぎ」や「感動した!」ことなど、ミニコラムで紹介していきます。今回は、よく相談を受ける「ペーパードライバーなんだけど・・・」「免許がないので車ナシ生活ってできるの?」といった声に、実体験を踏まえてお答えしていきます。

地方の生活、車アリ・ナシ。どちらも経験した体験談

 結論から! 車なしでも暮らせる?
ずばり、車がなくても鶴岡で暮らす方法はあります!

 ですが、車があれば生活の幅がグッと広がるのも事実です。どちらにもメリットとデメリットがあるので、ご自身のライフスタイルに合った方法を選ぶのが一番です。

 ここからは、私の個人的な体験談を交えながら、車なし・車ありそれぞれの暮らしについて詳しくご紹介します。「車問題」がネックで移住を迷っている方は、ぜひ参考にしてくださいね。

学生時代に経験した車なし生活(4月〜10月)

 庄内地域での生活をスタートした学生時代、最初の半年間は車を持たずに暮らしていました。住んでいたのは、バス停のすぐ近く。スーパーは徒歩10分圏内、少し足を伸ばせばドラッグストアや大きめのスーパーもありました。
買い物はバスや自転車で十分でしたし、ちょっと遠出したい時は、車を持っている友人を頼ることもありました。

 アルバイト探しも、自転車で通える範囲で探しました。自転車通勤したり、近所の先輩に送迎してもらったり、中には会社が送迎してくれるところもあり、特に不便は感じませんでした。

車あり生活で広がる世界(10月〜3月)

 私が車を持ったのは、秋になってからでした。車を手に入れて一番に感じたのは、買い物やアルバイトの選択肢が格段に増えたことです。
 
 庄内エリアは、車で20〜30分もあれば色々な町に行けるのが魅力です。車で出かけるようになってからは、おいしい湧き水を汲みに行ったり、夕日を見に海へ行ったり、地元の商店で手作りのコロッケやおやつを買ったりと、庄内地域の魅力を存分に楽しめるようになりました。

 ただし、冬の運転には注意が必要です。私自身、雪道でスリップしたり、雪にタイヤがはまって動けなくなったりした失敗談もあります。決して脅かすわけではありませんが、冬に車を運転するということは、リスクも伴うということを忘れないでくださいね。

冬の暮らしについては、こちらのコラムでも詳しくご紹介しています。気になる方はぜひ!

知っておきたい公共交通事情

鶴岡での暮らしを考える上で、公共交通機関、特にバスとうまく付き合うコツをご紹介します。

本数と時間にゆとりを持つ
 まず大前提として、都心と比べてバスの本数は少ないです。目安として、「1時間に1本」程度と考えておくと安心です。例えば、目的地まで車で40分の距離で、3時に着きたいのに2時30分発のバスしかない、といったように都合にピッタリ合うバス時刻とはいかないことも。時間にゆとりを持った計画が必要です。

天候による遅延への備え
 冬は特に、吹雪などの天候によってバスが遅延することも珍しくありません。屋根のないバス停で雪に降られながら待つのは正直つらいこともありますが、一度乗ってしまえば目的地まで安全に運んでくれます。バスの運行状況は、バスロケーションシステムを活用すればリアルタイムで確認できるため、事前にチェックしておくと安心です。

車ナシ移住を実現させるステップ

家探し編

 車ナシで生活&土地勘のない方は、このような家探しの条件を付けると良いかもしれません。
①職場から近いこと
②駅やバス停に近いエリア
 特にバスは、路線図を見て複数の路線が通る
③買い物できる場所・病院があるエリア

車アリ移住の大事なステップ

車探し

 鶴岡の冬道に備えるなら、寒冷地仕様の車を検討しましょう。具体的には、4WD(四輪駆動)で車高が高い車だと、雪道でも安心して運転できます。

 購入方法は、大手メーカーのディーラーだけでなく、地元に根差した車屋さんに相談するのもおすすめです。地元の車屋さんなら、雪国の気候に詳しいので、車選びやメンテナンスについて的確なアドバイスをもらえます。そのほか、オークションなどで中古車を購入したり、手軽に利用できるカーリースを検討する移住者の方もいます。

雪道運転の準備

 冬の運転に不安がある方でも、事前に準備をしておけば大丈夫です。

スノーブラシ・不凍液など 車に積もった雪を下ろすスノーブラシや、窓ガラスの凍結を防ぐ不凍液(解氷スプレー)は冬の必需品です。これらのアイテムを準備しておくだけで、冬の朝の出発がスムーズになります。

鶴岡市雪道運転講習会 鶴岡市では、冬の運転に慣れていない方向けに「雪道運転講習会」が開催されることがあります。地元の教官が実践的な運転方法を教えてくれるので、不安の解消に役立ちます。

さいごに

イガラシ
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いかがでしたでしょうか。車がなくても工夫次第で暮らせること、車があればもっと便利で楽しい生活が待っていること、そして、雪国ならではの準備も、事前に知っておけば怖くないことが伝われば幸いです。まずは、オンライン相談や相談会で、あなたの疑問や不安を直接お聞かせください。一緒に、鶴岡での理想の暮らしを探していきましょう!

 

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