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№.58 フルリモート勤務で叶えた、家族5人の鶴岡移住

鶴岡市に移住した人々の暮らしを、体験談とともに紹介する移住インタビュー。今回は、奥様の実家がある鶴岡へUターン移住した、前田 大地さんにお話しを伺いました。

プロフィール

前田 大地(まえだ だいち)さん
1982年、東京都の伊豆諸島・新島出身。 本市出身の奥様、7歳、5歳、2歳のお子さん、キジシロの猫とともに暮らす5人家族。都内のIT系企業、サステナブル・ラボ株式会社にて、フルリモート勤務中。サッカー観戦と、晩酌が趣味。

都内のIT企業でリモート勤務。広がる働き方の可能性。

Q鶴岡に移住したきっかけを教えてください。

新型コロナウイルス感染症の流行で在宅勤務になり、東京にいる必要性を感じなくなりました。

妻は元々実家が大好きで、生まれ育った鶴岡で子育てをしたいという希望がありました。都内で暮らしていたマンションが、家族が増えて手狭になったこともあり、1年ほどかけて準備を進め、長女が小学校に入学するタイミングの2022年3月に移住しました。

第1子や第2子の出産時には里帰りをしていましたし、年末年始や夏休みなど、毎年1、2ヶ月は鶴岡で過ごしていました。何度も足を運んでいたため、食べ物や土地に関してもよく知っていたので、抵抗なく移住を決めることができました。また、移住支援金を利用できたことも、後押しになりました。

現在の働き方について教えてください。

前田さん
移住当初在籍していた会社では、広報・IR(注1)として、プレスリリースや決算説明資料などを作成していました。この会社には、エンジニア以外の地方在住型ワークの制度はなかったのですが、交渉を重ねたことで、約一年程で他の職種についてもリモートワークを制度化してくれ、仕事を変えずに移住することができました。

鶴岡に来てから転職活動をして、現在は都内にあるサステナブル・ラボ株式会社でESG(注2)・サステナビリティ領域のコンサルタントの仕事をしています。40代の地方在住者でも転職ができるということを実感していますし、働き方は進化していると思います。将来的には、労働人口の減少とともにリモートワークの必要性はますます高まっていくのではないでしょうか。

(注1)IR(Investor Relations)とは、企業が株主や投資家に対し、財務状況など投資の判断に必要な情報を提供していく活動全般を指します。(引用:国土交通省関東地方整備局首都国道事務局HP)

(注2)ESGとは、Environment(環境)、Social(社会)、Governance(企業統治))を考慮した投資活動や経営・事業活動を指す。(引用:内閣府HP)

Uターンの際に「これだけはやっておいた方がいい」ことはありますか?

前田さん
運転免許を取ることですかね。東京では主に電車を利用していましたし、車の免許は一生取らないと思っていました。移住後、やはり車があった方が便利と思い、教習所に通うことに。フルフレックス勤務で通いやすい環境でしたが、働きながらだったので、免許取得までに約5か月ほどかかりました。

例えば、子どもの習い事など、送り迎えをする際に雨や雪が降ると、やっぱりどうしても自転車で行くのは難しい。それに、家族でのドライブは楽しいですよね。

家族とのひとときに、ゆったりとしたマイホーム

鶴岡での生活はいかがですか?

前田さん
子どもたちと、義父母との関係が近くなったことが、いい環境だなと感じています。例えば暖かい季節に、夕食後に一緒に夕涼みをしている時なんかに移住して良かったと感じますね。そういった家族の時間が増えたことが一番嬉しいです。

それから、「食」はとても大切な要素ですね。庄内の日本酒は美味しく、ご飯も美味しいです。特に辛口のお酒が好きで、初孫の「魔斬」は必ず購入してしまいます。地元のお酒を四合瓶で買って、義理の父と一緒に楽しんでいます。

また、移住後にマイホームを建てましたが、同じ予算でも広い家に住むことができてよかったです。以前暮らしていたマンションは3LDKで、家族5人と猫で暮らすには手狭で、もし東京での生活を続けるなら買うとしてもマンションかなと考えていました。それが、鶴岡では注文住宅を建てることに。

まずは学区を決めてからの土地探し。祖父母も移住する前から売り地の看板を見ては問い合わせるなど、力になってくれて、家族で情報収集をしました。その結果、運良く義父母の家の近くの土地が空き購入しました。

妻には元々、家を建てたいという希望があったようなので、実現できて良かったです。新築に鶴岡産の木材を使用することで、助成金を交付する「つるおか住宅」の制度や、「山形県省エネ住宅」等の補助も活用しました。

3人の子どもたちと過ごす、日々の暮らし

子育てについて教えてください。

前田さん
新しい家には各々の部屋があり、子供たちものびのびと、楽しそうに過ごしています。都内の幼稚園はたくさんの人がいて賑やかな印象でしたが、鶴岡では妻が通っていた幼稚園に通わせています。園児の数が少なくてシャイなうちの子には合っていると感じました。休日には幼稚園の友達の家族と一緒にお出かけも楽しんでいます。オクトーバーフェストや荘銀タクトでのイベントなど、毎週のように遊んでいます。

また、英語や体操教室など、一般的な習い事もできる環境だと思います。庄内空港のお祭りでツリークライミングという、ロープを使って木に登る体験があり、あんなに楽しそうな子どもたちを見るのは初めてでした。

教育に関しては、オンラインでも繋がることが出来る時代ですし、将来的にも特に心配はしていません。義理の両親は、令和6年に開校予定の、致道館中学校・高等学校も気になっているようです。

真ん中の子が通う幼稚園では英語教育もあり、地域の人々との距離も近いので、鶴岡は子育てしやすい環境だと感じています。

今後鶴岡でやってみたいことはありますか?

前田さん
趣味がサッカー観戦なので、いつか子どもたちと一緒にモンテディオ山形のホームゲームを見に行きたいです。結婚する前ですが、妻と一緒に東京でモンテディオの昇格プレーオフを観に行ったこともあり、思い入れのあるチームなんです。

また、以前LinkedIn(リンクトイン)というビジネス向けSNSで、同じくIターンで鶴岡に移住した方からメッセージをいただいて、一緒にご飯食べに行ったことがありました。あと、自分はまだ鶴岡で知り合いが少ないので、もっと知人を増やしていきたいですね。

その中でも、LinkedIn(リンクトイン)というビジネス向けSNSでつながった、同じくIターンで鶴岡に移住した方や、幼稚園のパパ友など仲良くしてくれる人がいるので感謝しています。

地方在住型ワークにより、家族の希望を叶えた前田さん。柔軟な働き方の広がりで、子育て世代の暮らしにも、新たな可能性があると教えてくれました。

この記事を書いた人

すずき まき
神奈川県横浜市生まれ、2020年春に山形県鶴岡市へIターン移住。同年、本格的に写真活動を始める。写真や文章を通じて、移住生活で変化していく視点や感情を表現。庄内で見つけた「光」を映す。

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